PBW(過去ログの一部になりきり要素注意)やその時ハマっているものの日記やら落描きやら。

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プロフィール

縁代まと@泰

Author:縁代まと@泰
ひっそりと生きている文章書き兼絵描きなオタク。
褐色肌スキーです。

PBWをメインにMMOやブラウザゲーム等を渡り歩いてます。
所持キャラ数は大体平均より多いので、それに苦手意識のある方はご注意ください。

▼memo▼
PBW:発言率は不均等
マビノギ:元トリアナ、マリー
ガンオン:全鯖&軍に所属。メインは1鯖ジオン
艦これ:まったりと提督業
トリネシア:名前は頭文字タ&ダ縛り
マイクラ:バニラだったりスキン変更していたり
pixiv:先行投稿はあっちだったりこっちだったり

コメント歓迎ですヾ(・ω・)ノ

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SS「午後のハンモック」

「午後のハンモック」


背後です。
えっと、これはSS(小説)です。
今回は初、ということでカナエとヒュウガの話を書いてみました。
傾向は日常ほのぼの……?
見てくださる方は続きを見てくださいませ♪

「午後のハンモック」



 私が彼のことを「兄さん」と呼ぶようになったのは、今から大体2年程前のことだった。
 私、カナエ・ベテルエルとヒュウガ・イリスディアは実の兄弟に当たるらしい。らしい、というのは至極簡単、私に記憶が無いからだ。
 幼い頃あるセイレーンに拾われた私の頭には、思い出というものが入ってはいなかった。原因はわからないが、兄さんが鬼から命からがら逃げて来たことを思うと、その辺りにあるのではないだろうか。
 まあ実際は思い出せない訳だから、考えたって仕方が無い。
 そんなこんなで再会して2年。今では違和感無く「兄さん」と呼ぶことが出来るようになっていた。
「兄さん」
 その日も旅団に顔を出した後、私は兄の住むボロ屋へと赴いた。
 このボロ屋、ボロと付くだけあってかなり凄い。壁に使われている木は攻撃せんばかりにささくれ立っているし、屋根の一部は変形しているし、オマケに玄関のドアが何故か開かなくなったので今ではもっぱら裏口が出入り口となっている。
 兄さんは庭(無断使用かもしれない)でハンモックに揺られていた。
 寝ている。
「……にーいーさーん」
 肩をぺしぺしと叩いてみたが、起きる気配が無い。さっきまで反対方向を向いて寝ていたのか、上を向いている頬にはハンモックの型が残っていた。
 私は小さくため息をつき、そして眠る兄さんの顔を見た。
 銀色の毛、色黒の肌。今は閉じられているが瞳は赤。そして細身。
 どれも私とソックリだ。
 違うところといえば性格くらいか。……しかし。
「兄さん、……ね」
 再会したばかりの頃、私は兄さんを避けて回っていた。
 本当に兄弟なのかわからなかったからだ。
 似ている。それだけじゃ証拠にはならない。何か確固とした理由か証明が無い限り、そんなことわからないのだ。
 そしてちょっとした怒りもあったのかもしれない。どうしてもっと早く見つけてくれなかったのか、と。なら彼を兄と認めることも出来たのかもしれないのに。
 本当は「兄」が居てとても嬉しかった。でも不信感や不安のせいで素直には喜べなかった。なにより自分に記憶が無いことを利用されるのでは、という思いが強かった気がする。
 

 それでも。


 2年、だ。
 2年の間にこのヒュウガという「兄」はそんな溝を埋めてしまった。
 それは意図したことじゃないのかもしれない。けれど兄さんは再会してからずっと私に付いていてくれたし、危険が迫れば守ってくれたし、下向きになっていた視線を上げてくれたりもした。
 それは、もう「兄」なのだ。
 もし血の繋がりが無かったとしても、兄、と呼べるものだ。


「うー……?」
 肩を叩くのをやめ、続けて揺すっていると兄さんの意識がやっと浮上し始めた。
「兄さん、起きてください」
 本当はもっと寝かせていてあげたいが、今日は頂き物がある。足の早い食べ物なので起きてもらわなくては。
 しかし兄さんの意識は浮上しかけ……た所で、また沈んでいった。顔が安心しきった赤子のようになっている。
 ……こうなったら。
「はっ」


 狐の尾をムンズッと、


「っ、う、ぎゃーっ!?」
 掴むと、兄さんは飛び跳ねるようにして起きた。何が起こったのかわかっていない顔だ。
「兄さん、頂き物があるんでお茶にでもしませんか?」
「え?あ、あれ、カナエ?なんで居んだ?」
 目をぱちくりさせ、兄さんはハンモックから降りる。そして私の持つ紙箱に目をとめた。
「ケーキです♪」
「おおおーっ」
「だからほら、その豪快なよだれ跡を拭いて家に入りましょう」
「よーっしゃ、フォーク用意してっからなー!」
 跳びはねながら兄さんはボロ屋へと向かう。
 そんな弟のような兄の背を追い、私も同じ道を歩んでいった。

■END■


背後です。
終わりましたー。今から洗濯物取り込んで来ます(笑)。
今回は初のSSでしたがいかがでしたでしょうか?
動かし慣れてないので難しかったですー。
カナエは本名にあやかっているので、余計に(笑)。

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